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不具合対策。

 こんにちは。

最近は朝晩めっきり冷え込むようになり、シチューやおでん、鍋物などが似合う季節となりました。

今回は製作初期段階から不具合に悩まされたある品物の対策過程をご紹介致します。

まずは、加工した際の加工面の状況です。

DSCN0054

横方向に大きくクラックが入っております。

外観はお見せ出来ないのですが、実はこのクラックは一番肉厚な部分に発生しており、法案上に押し湯で対策することが不可能な品物の形状をしております。

そこで弊社ではお客様にお願いして、中子の形状変更することで湯の流量を確保するという対策をしてみることにしました。

 

対策1回目の画像(右から中子⇒鋳物⇒粗挽き後)

改良1次

中子を半丸に削り塗型をしました。ちょっとわかりにくいですが、鋳物では丸く切れ上がったところの溝に、粗挽き後では一番下の段に対策前と比べると小さくはなりましたが、巣穴が出ております。失敗です。

 

対策2回目。

改良2次

1回目の教訓を生かし、今度は中子の削り終わりの所にRをつけ、角を無くしてみました。結果は、鋳物では巣穴は無くなったものの、加工後に巣穴が発生してしまいました。前回と違うのは巣穴の発生位置で今まで一番下の段に出ていた巣穴が今回は中断に、しかも以前より小さくなりました。多少効果が出ましたが、まだまだです。

 

対策3回目。

改良3次1

改良3次2

今回は中子形状の変更に加え、さらに外型の変更も致しました。今回の中外の変更は大分効果があったようでしたので、この仕様で量産させて頂ける事になりました。

今回の不具合対策では、法案によってクリアするのが一般的な不具合対策が難しかったため、中外の形状変更と言う結果となりました。

弊社としましてはお客様に極力ご迷惑をお掛けしない様に良い鋳物をご提供することが使命だと考えております。今後とも宜しくお願い致します。